ひろがる 思い出が 数枚の鏡によって いっぱいに広がる 手のひらに収まるくらいの 少しの思い出が 目の前で 模様となって 広がる ちっちゃな ちっちゃな 物が 大きく見えて まるで 私との距離を縮めたかのように 美しさを迫ってくる もっと私をごらんなさい もっと私の美しさを味わいなさい それは 単純に 模様のことを言っているわけではない そう、模様として 映し出されているのは 模様を目にしている あなた自身なのだ あなたの本来の美しさなのだ